ボヘミアン インテリアとは、規律あるアースカラーのパレットの中で柄と天然素材を重ねるスタイルであり、「古着屋で買ったものを全部ひと部屋に集めた」状態のことではありません。うまくいくボヘミアンと散らかったボヘミアンを分けるのは、物の量ではなく「規律」です。
みんなが飛ばしてしまうルール
ボヘミアンは無計画に見えますが、写真映えする部屋ほど厳密な色のロジックで組まれています。アースカラーを2〜3色に絞り、それをすべてのレイヤーで繰り返すのです。ラスト、テラコッタ、マスタード、深いグリーンが、ラグにもクッションにもブランケットにもアートにも何度も登場し、スペクトルのあらゆる色が一度ずつ現れるわけではありません。柄をミックスしても成立するのは、その下にあるパレットが狭いからこそです。
5つの目印
- 同じパレットで重ねたテキスタイル。 ラグを2〜3枚重ね、クッションは柄違いでも同じ色系統に。
- あらゆる場所に天然繊維。 ラタン、ジュート、マクラメ、生成りのコットン。この素材群が、ボヘミアンを単なる「カラフル」と分けます。
- 高さの異なる本物の植物。 床、棚、吊り下げ。飾りとして散らすのではなく、実際に必要な光を考えて配置します。
- 物語のある各国の品やヴィンテージ。 キリム、手びねりの陶器、織りのウォールアートなど。量産の「エスニック柄」雑貨ではありません。
- 温かく低い位置の照明。 ストリングライト、モロッコ風ランタン、電球色のフロアランプ。明るい天井照明ではなく。
パレット
| 要素 | 色 |
|---|---|
| ベース | 温かみのある白、または生成りのリネン |
| テキスタイル | ラスト、テラコッタ、マスタード、深いグリーン |
| 木 | 温かみのある色、エイジド、または古材 |
| 金属 | 真鍮、またはエイジングした銅 |
失敗しやすいところ
一番多い失敗は色の広がりすぎです。ターコイズ、ショッキングピンク、オレンジ、パープルが、それぞれ単体では「ボヘミアンっぽい」という理由で同じ部屋に並んでしまう。それをつなぎとめる共通のパレットがないと、デザインされた部屋ではなく古着屋のセール棚に見えます。ボヘミアンよりはるかに多くの色を使うマキシマリストの部屋でさえ、繰り返すパレットは守っています。解決策は、何か買う前に2〜3色を決め、新しいテキスタイルを買うたびにそのリストと照らし合わせることです。
二つ目の失敗は、植物の健康を無視した植物の置きすぎです。バラバラの鉢で枯れかけた6鉢は、ボヘミアンではなくただの散らかりです。部屋の実際の光に合わせて選んだ元気な3〜4鉢のほうが、弱った倍の数よりずっと効果があります。その数の植物に足りる光が本当にあるか不安なら、買う前に部屋の実際の明るさを確認しておきましょう。これはどんな部屋でもリデザインする方法で紹介している「動かせない要素」を確かめる作業と重なります。
部屋別のアイデア
- リビング: ラタンまたは木枠のソファにラグを2枚重ね、ヴィンテージやテキスタイルアートのギャラリーウォール、窓辺には吊り下げの植物。
- 寝室: マクラメやラタンのヘッドボード、アースカラーのパレット内で重ねた寝具、モロッコ風のペンダントやランタン。部屋の光やレイアウトをまだ確認していないなら、寝室リデザインのアイデアもあわせて参考に。
- ホームオフィス: ラタンチェア、デスク背面の織りのタペストリー、空間を引き締める力強い柄のラグ1枚。
- ダイニング: 木の色味をそろえた不揃いの椅子、テーブルクロスの代わりにテーブルランナー、低めに吊るした編みのペンダント。
重ねていくボヘミアンは、ミニマリストのインテリアとは正反対の位置にあります。色は欲しいけれど散らかりは避けたいなら、トランジショナルスタイルがより落ち着いた中間地点です。
実例
3.5 × 4 mの寝室。ベージュの壁、無地のグレーの掛け布団、テキスタイルはなく、窓辺に元気のない植物が1鉢だけ。
ボヘミアンは色をペンキではなくテキスタイルで入れるので、壁はニュートラルのまま、温かみのある白で十分です。キリム風のラグを敷き、ベッドの足元に小さめのジュートラグを少し重ねます。掛け布団はラストとクリームの柄物に替え、同じ色系統からマスタードと深いグリーンの不揃いなクッションを2つ。弱った植物の代わりに元気な植物を2鉢、ひとつは編みかごのプランターに入れて床に、もうひとつは窓際に吊るします。費用は合計€400〜€1,100。ほぼすべてがテキスタイルと植物で、家具の買い替えは不要です。同じ「テキスタイル優先」の考え方は、低予算の部屋模様替えガイドの大半にも通じています。
自分の部屋で試してみる
ボヘミアンは、買う前にテキスタイルの重ね方を決められるかどうかに大きく左右されます。まさに、先に目で確かめておきたい判断です。Homieでスタイルトランスファーを自分の部屋の写真に使えば、壁や窓はそのままに、アースカラーのパレットと重ねたテキスタイルが実際の空間にどう映るかを、ラグを1枚も買う前に確認できます。