見た目だけを変えて光のコントロールを変えない寝室の模様替えは、半分しか終わっていません。睡眠の質はおまけではなく、模様替えの目的そのものの一部です。
スタイルより先に譲れないこと
壁の色より大切なことが2つあります。光のコントロールとベッドの配置です。カーテンの周りや薄い生地から光が漏れるなら、どんなスタイリングでもその部屋は救えません。あなたがその部屋を体験するのは、クッションを眺めているときではなく、朝6時に寝ぼけているときだからです。遮光の裏地か、きちんとした遮光カーテンを用意し、窓枠の両側から15〜20 cm長いレールに、窓の上端ではなく天井近くに取り付けて吊るしましょう。この1つの変更で、部屋も高く見えます。
2つ目の制約はベッドの配置です。ヘッドボードは途切れのない壁に付けます。窓の下は熱が逃げ、カーテンがベッドの一部のようになってしまうので避け、できればドアの真正面も避けましょう。落ち着くより、無防備に感じるからです。部屋の形状上どうしても窓の下に置くしかないなら、それで構いません。その窓には断熱カーテンを優先しましょう。
模様替えの優先順位
- 光のコントロール — まず遮光カーテンか遮光の裏地。
- ベッドの配置 — 何か買う前に動かしてみる。
- 両側に調光できる温かいベッドサイドの明かり — 夜11時の主な光源が天井照明であるべきではありません。
- 壁ではなくファブリックを軸にした配色 — 寝具とカーテンは1 m²あたりの価格が塗料より高いので、先に選び、そこから壁の色を決めます。寝室の壁紙の色選びに、よくある寝具の配色の背景に合う色をまとめています。
- 見せる棚より扉付きの収納 — 散らかりが見える寝室は、どんな配色でも写真でも実際にも落ち着きません。
家具で足りる以上の収納が必要なら、それは本来別のプロジェクトです。小さなアルコーブでも本格的な収納に変えられ、それがどんな壁の色選びより寝室の落ち着きに効くことがよくあります。
照明はここでも、どんな部屋でもリデザインする方法で紹介した「3つの高さ」のルールに従います。睡眠を優先する寝室には、ジャパンディや北欧スタイルの配色が特によく合います。
かかる費用
| 変更 | 費用 |
|---|---|
| 遮光カーテン(2枚、中くらいの窓) | €80〜€250 |
| 寝具の新調(掛け布団カバー、枕) | €100〜€300 |
| ベッドサイドランプ2つ | €60〜€200 |
| 塗り替え(14 m²の部屋) | DIYで€120〜€280 |
| 新しいベッドフレーム | €300〜€1,500 |
実例
3.6 × 4 mの寝室。向かいの壁に造り付けのクローゼットがあるため、ベッドは唯一の窓の下に押し込まれています。
クローゼットの壁と戦うのではなく、ベッドを窓と直角の壁、つまり部屋でいちばん長い途切れのない壁に移し、窓側の壁には代わりに低いチェストを置きます。これで工事なしに窓の下の問題が解決します。ふさがれなくなった窓には、天井のすぐ下に遮光カーテンを取り付けます。配色は新しいテラコッタとクリームの寝具セットから取り、壁は温かみのあるグレージュに。既存のクローゼットの扉には、唯一の金具のアップグレードとして新しい真鍮の取っ手を付けます。夜の主な光源は、天井照明1つから、電球色のラタンのベッドサイドランプ2つに替えます。
総額は約€520。すべて元に戻せるので賃貸でも使えます。同じ方向のアイデアは賃貸でできる部屋のアップグレードにもっとあります。構造的に動いたのはベッドだけですが、部屋にはヘッドボードの後ろにきちんとした壁ができ、明るい状態からほぼ真っ暗まで調整できる光が手に入りました。
自分の部屋で試す
ベッドと両側の壁が入るように入口から寝室を撮影し、HomieのRoom Redesignで、何か買う前にベッドの配置、新しい配色、寝具を試してみましょう。一から家具をそろえるなら、寝室の家具は予算オーバーが最も起きやすい場所なので、ベッドやチェストを注文する前に家具をそろえる費用のガイドに目を通しておく価値があります。