庭の全面リフォームを造園業者に頼むと、費用はおおよそ1 m²あたり€100〜€250。一般的な100 m²の庭なら€10,000〜€25,000です。レイアウトはそのままで、芝生・花壇・舗装面を自分で入れ替えるリフレッシュなら1 m²あたり€15〜€40。この差はほぼすべて外構工事から生まれます。歩く場所は高く、育つものは安い、と覚えておきましょう。
100 m²の庭の予算3パターン
| レベル | 内容 | 総額の目安 |
|---|---|---|
| リフレッシュ(ほぼDIY) | 片付け、新しい芝、マルチングした花壇、砂利の小道、低木と宿根草30〜40株 | €1,500〜€4,000 |
| 部分リフォーム | 15〜20 m²の新しいテラス、縁取りした芝生、新しい花壇、簡単な照明 | €6,000〜€12,000 |
| 全面リフォーム(業者施工) | テラスと園路、段差や階段、植栽計画、フェンス、自動散水、配線工事の照明 | €15,000〜€30,000 |
2段目から3段目への跳ね上がりは、材料のグレードよりも工賃と土工事によるものです。高低差の変更、土の移動、水はけの改善には何日分もの重機作業がかかり、しかも完成した庭にはその跡がまったく見えません。
項目別の費用
| 項目 | 価格の目安 | 価格を左右する要素 |
|---|---|---|
| ガーデンデザイナーの設計図一式 | €500〜€2,500 | 広さ、現地調査の回数、植栽計画を含むか |
| 片付けとコンテナ(7 m³あたり) | €300〜€700 | 土か刈草か、トラックが入れるか |
| オペレーター付きミニショベル(1日) | €450〜€800 | 地域、現場までの運搬 |
| 張り芝(材料・施工込み) | €10〜€18 / m² | 土壌改良と整地 |
| 種まきの芝生 | €3〜€6 / m² | 土壌改良と忍耐(8〜12週間) |
| コンクリート平板(施工込み) | €60〜€110 / m² | 路盤の深さ、カット、見切り |
| 磁器質タイル・天然石(施工込み) | €110〜€220 / m² | サイズ、カット、敷きモルタル |
| 人工木(WPC)デッキ(施工込み) | €110〜€180 / m² | 下地、地面からの高さ |
| ソフトウッドのデッキ(施工込み) | €70〜€120 / m² | 加圧注入材かサーモウッドか |
| スチール見切り付きの砂利の小道 | €30〜€60 / m² | 防草シートと路盤 |
| 植栽(低木と宿根草) | 花壇1 m²あたり€30〜€70 | 苗の大きさ:9 cmポットか3 lポットか |
| 生垣(植え付け込み) | €25〜€60 / m | 樹種と植え付け時の高さ |
| 木製フェンス(高さ1.8 m) | €70〜€150 / m | 柱のコンクリート基礎、パネルか板張りか |
| 自動散水 | €8〜€15 / m² | 点滴チューブかポップアップスプリンクラーか |
| 庭の照明(配線工事、6〜10灯) | €800〜€2,500 | 配線の距離と電気工事士の作業時間 |
造園職人の工賃は1人1時間あたり€35〜€55ほど。庭の見積もりは工賃の比重が大きいため、同じ舗装材でも見積もりによって倍の差が出ることがあります。違いは掘削の深さと、レイアウトにどれだけカットが必要かです。
お金はどこに消えるのか
外構が半分以上を占めます。 テラス、園路、階段、塀で全面リフォームの50〜60%が普通です。1 m²ごとに20〜30 cm掘り下げ、路盤を締め固め、水勾配をつけてからようやく石を敷きます。この下準備だけで1 m²あたり€15〜€30かかります。テラスを必要以上に広く舗装しないための広さの決め方は裏庭テラスのアイデアにまとめています。6人がテーブルを囲むなら12〜15 m²で足ります。
植栽は思ったより安い。 たっぷり植えても総額の15〜20%を超えることはまれです。小さめの苗(9 cmポット、2〜3 lの低木)を買って1シーズン待てば、植栽費はほぼ半分になります。
境界と設備が「隠れた3分の1」。 フェンス、散水、照明はひとつずつ見ると小さな額ですが、100 m²の庭では合わせて€4,000〜€8,000上乗せされることがよくあります。
後悔せずに費用を抑える5つの方法
- うまく機能しているレイアウトは残す。 テラスや園路を動かすのは、庭づくりでいちばん高くつく決断です。できるところはその場で仕上げだけ張り替えましょう。
- 段階的に進める。 1年目に土工事・排水・配線、2年目に植栽と家具。舗装の前にケーブルを通しておけば、後から舗装を壊さずに済みます。屋内の段階的なリフォーム計画と同じ考え方です。
- 柔らかい部分は自分でやる。 砂利、マルチング、植栽、芝張りはDIYに向いています。傾斜地の舗装やデッキは向きません。判断のためのチェックリストはDIYと業者依頼の比較にあります。
- 日陰には芝生より砂利。 木の下の芝生は毎年お金がかかります。砂利と日陰向きの植栽なら、1 m²あたり€30〜€60の一度きりの出費です。
- 明細付きの見積もりを3社から取る。 舗装面ごとのm²単価と、掘削・残土処分の別行を依頼しましょう。一式の金額では、見積もりの差がどこにあるのかがわかりません。
その上に10〜15%の予備費を確保しておきましょう。根、ガラ、古い基礎など、土工事の想定外は屋内より屋外のほうがよく起こります。予備費の決め方はリフォーム予算のガイドで解説しています。
前庭、裏庭、それともバルコニー?
前庭は狭いぶん、よく働きます。買い手や近所の人の目に入るのはここだからです。20〜40 m²の前庭のリフレッシュは通常€1,500〜€6,000。一年中整って見える手間いらずのレイアウトは前庭の植栽アイデアで紹介しています。売却のためのリフォームなら、まず前庭にお金をかけましょう。外観の第一印象を上げるアイデアでは、効果の大きい順に変更点を並べています。庭がない場合は、バルコニーの模様替えで同じ考え方を€300〜€1,500で実践できます。
お金を払う前にデザインを見る
庭のデザインをいちばん安く変えられるのは、重機が来る前です。家の中や2階の窓から庭を広く写した写真を撮り(構図はAIリデザイン用の写真の撮り方を参照)、HomieのExterior Redesignにかけて、舗装テラスとウッドデッキ、芝生と砂利を自分の庭で見比べてみましょう。工事の値段は出せませんが、どちらの案で見積もりを取る価値があるかはわかります。