「いちばん良いAI部屋コーディネートアプリ」というものはありません。3種類のアプリはそれぞれ別の問題を解くからです。写真ベースのリデザインツールは今ある部屋のスタイルを変え、間取り・3Dツールは実寸でレイアウトを試し、テキストから画像を生成するツールは説明文から部屋を生み出します。まずカテゴリを選び、アプリはそのあとです。
「おすすめアプリ」のランキングの多くは、カテゴリをまたいで競合しているかのように順位をつけています。実際は競合していません。賃貸の壁の色を選ぶ人と、キッチンの増築を計画する人では必要なツールが違い、カテゴリを間違えると週末がまるごと無駄になります。
3つのカテゴリ
1. 写真ベースのリデザインアプリ。 部屋の写真をアップロードすると、同じ部屋が新しい家具、色、ファブリックで、ときには片付いた状態で返ってきます。カメラアングル、壁、窓は保たれます。Homieや似たアプリの多くがこのカテゴリです。向いているのは、今ある部屋の色とスタイルの判断、バーチャルステージング、「これを北欧風にしたらどうなる?」という問い。
2. 間取り・3D計画ツール。 部屋を縮尺どおりに描き、実寸の家具を置いて、2Dか3Dで見ます。最近はレイアウトやスタイルのAI提案を加えたものもあります。向いているのは、家具が収まるか、動線、キッチンや造作家具など、職人に渡す必要があるもの全般。
3. テキストから画像を生成するツール。 部屋を言葉で説明すると、存在しない部屋の絵が返ってきます。スタイルの参考画像をアップロードできるものもあります。向いているのは、ムードボード、自分の好みを知ること、デザイナーへの要望の伝達。向いていないのは、あなたの部屋そのもの。
本当に差がつく基準
| 基準 | 写真リデザイン | 間取り・3D | テキストから画像 |
|---|---|---|---|
| 実際のレイアウトを保つ | 可、写真から | 可、正確に描けば | 不可 |
| 実寸 | 不可 | 可 | 不可 |
| 最初の役立つ結果までの時間 | 1〜3分 | 20〜60分 | 1〜2分 |
| 照合された商品の買い物リスト | 多い | ときどき、提携カタログから | まれ |
| 費用見積もり | ときどき、大まか | ときどき、カタログ価格から | なし |
| 無料プラン | 通常1日数回の生成 | 通常2Dは全機能、3Dは制限付き | 通常クレジット制限あり |
| 出力品質 | 画面解像度、有料でアップスケーラー | 図面とパース、多くは印刷可 | まちまち、通常は画面解像度 |
| 職人とのやりとり | 視覚的な要望書として | 可 | 不可 |
| 賃貸向き | 可 | 過剰 | 雰囲気づくりのみ |
重みの大半は2つの行にあります。「実際のレイアウトを保つ」は、出力があなたの家についてのものか、一般的な家についてのものかを決めます。「実寸」は、それを見て買い物ができるかを決めます。両方をタダで手に入れられるカテゴリはありません。写真ツールは前者を与えてくれても後者はなく、間取りツールは20〜60分の作図と引き換えに後者を与えてくれます。
カテゴリごとに、正直に
写真ベースのリデザインアプリ
一般に得意なのは、色、家具のスタイル、雰囲気、空室のバーチャルステージング、そして速さ。一般に苦手なのは、寸法、構造の変更、ブランドまで一致する商品です。だからこそAIインテリアデザインの正直な限界は、ほかのどのカテゴリよりここで重要になります。出力は絵です。図面ではなく、判断の材料として扱いましょう。
このカテゴリのアプリ同士の違いは、元の壁や窓がどれだけ保たれるか、スタイルと部屋の種類がいくつあるか、画像に買い物リストや配色が付くか、無料プランがどう制限されているか、に集約されます。参考までにHomieの場合は、無料アカウント、リデザインとバーチャルステージング、スタイル転写、外観リデザイン、オブジェクト消去、アップスケーラーがあり、各結果には購入できる家具リスト、塗料のパレット、大まかな費用見積もりが付きます。Proは週$3.99、月$8.99、年$49.99です。同じカテゴリのほかのアプリはプランの構成が違い、ある機能に強く別の機能に弱いものもあるので、どれかを契約する前に同じ写真を2つのアプリで試しましょう。
このカテゴリが輝くのは低予算の領域です。低予算の部屋の模様替えはほとんどが色、ファブリック、家具1〜2点で、まさにこうしたツールが得意とするものです。
間取り・3D計画ツール
一般に得意なのは「収まるか」です。220 cmのソファを置いて、横を通る90 cmが残るか。冷蔵庫の扉がアイランドに当たらないか。窓側の壁にベッドを置いてもクローゼットを開けられるか。こうした問いにきちんと答えられるのはこれだけです。多くはキッチン業者や建具職人に送れる図面も出力できます。
一般に苦手なのは雰囲気です。パースはパースに見え、そこに至るまで本当に時間がかかります。部屋を描いたことがなければ、まずメジャーを持って30分を見込みましょう。その採寸は、予算を決めた部屋のリデザインの前にどのみちやる価値があるので、時間は無駄になりません。
問いに数字が含まれているなら、このカテゴリを選びましょう。
テキストから画像を生成するツール
一般に得意なのは、好みの発見です。10分で10個のプロンプトを試せば、ミッドセンチュリーのラインは好きでも色は好きではないことや、マキシマリズムがほしいと思っていたのに実は大胆な壁1面がほしかったことがわかります。
一般に苦手なのは、あなたの家に固有のことすべて。画像の部屋は、窓も天井高も床も違います。言葉で部屋を説明してゼロから生成するモードを組み合わせたアプリもあり、撮影するものがまだない空室や新築には役立ちます。
このカテゴリは、ほしいものがわかる前に選ぶもので、わかったあとに選ぶものではありません。
選び方の流れ
- 賃貸、または壁に手を加えない? 写真リデザイン。3つのスタイルを試し、配色を抜き出し、塗料のサンプルとファブリックを買う。一晩で終わります。
- 大きな家具を買う、または造作家具を計画している? まず間取りツールで収まるかを確認し、次に写真リデザインで色と仕上げを。2つの出力が互いを検証してくれます。
- キッチン、浴室など配管が絡むもの? 間取りツール、そして専門家。写真リデザインはキャビネットの色や天板の仕上げには十分で、リフォームなしでできるキッチンの模様替えにも役立ちます。
- 空の新築や、まだ撮影できない部屋? テキストからの画像生成で方向性を決め、鍵を受け取ったら間取りツールへ。
- 売却や賃貸に出す? ステージングには写真リデザイン。画像で十分な場合と、本物のステージャーが費用に見合う場合の比較は、不動産のバーチャルステージングガイドで解説しています。
お金を払う前に確認すること
- いちばん条件の悪い部屋で試す。 明るく空っぽのリビングなら、どのアプリもきれいに見えます。ヒーターとゆがんだ照明のある細い廊下をアップロードして、何が残るか見てみましょう。
- 無料の生成回数を数える。 無料プランで1日3〜5回できるなら、小さなプロジェクトはお金を払わずに終えられます。上限に2回ぶつかってから払いましょう。
- 「買い物リスト」の中身を確認する。 サイズと価格付きの似た商品なら役立ちますが、検索ページへのリンクだけでは役に立ちません。
- 出力サイズを確認する。 画像を印刷したり施工業者に送ったりしたいなら、有料プランにアップスケーラーや高解像度出力が含まれるか確認しましょう。
- 解約のしやすさ。 週額プランは1部屋のプロジェクトには便利ですが、忘れると高くつきます。多くの人にとっては月額のほうが安全な選択です。
問題で選び、2つ試し、1つにお金を払う。比較はそれですべてです。