配管を1本も動かさずに、キッチンの印象を丸ごと変えることができます。リフォームしないでキッチンをおしゃれにする鍵は扉です。キッチンで「リフォーム」に見えるものの大半は実は扉で、扉は塗装できます。
業者なしで変えられるもの
キッチンリフォームの核となる3要素——配管、電気、構造壁——は、模様替えを成功させるためにほとんど動かす必要がありません。部屋の見た目を実際に変えるのは:
- 扉。 塗装する(メラミンや木に合った下塗り材で)か、本体が良い状態なら扉だけを交換します。
- 取っ手。 新しい取っ手やつまみは、家全体で1ユーロあたりの見た目の効果が最も大きいアップグレードです。
- キッチンパネル・壁タイル。 貼ってはがせるタイルシートや、既存のタイルの上に(適切な下地処理をして)薄く貼るタイルなら、解体せずに壁を変えられます。貼ってはがせるタイプは賃貸の人にとっても原状回復できる選択肢で、ほかにきれいに外せるものは賃貸でもできる部屋のアップグレードで紹介しています。
- オープンシェルフ。 吊り戸棚の扉を2枚外す、あるいは吊り戸棚の一列をシェルフに替えれば、壁の工事なしで部屋が開放的になります。
- 照明。 吊り戸棚下のLEDテープと、アイランドやペニンシュラの上の新しいペンダントライトは、夜のキッチンの印象をほかのほぼ何よりも変えます。
- 天板のリメイク。 全面交換ではなく、ほかに傷みのない古びた天板なら、エポキシやメラミンのオーバーレイ製品があります。
最も効くのは塗装です。壁の塗装費用ガイドでは壁だけでなく扉についても扱っています。本格的なリフォームも検討しているなら、DIYと業者依頼の比較ガイドが判断の助けになります。
実際にお金がかかるところ
| 変更内容 | 目安 |
|---|---|
| 扉の塗り替え(中規模キッチン、業者依頼) | €400〜€900 |
| 取っ手(キッチン全体) | €80〜€300 |
| 貼ってはがせるキッチンパネル | €60〜€200 |
| タイル貼りのキッチンパネル(プロ施工) | €400〜€1,200 |
| 吊り戸棚下のLED照明 | €100〜€350 |
| アイランド上のペンダントライト | €80〜€400 |
全面リフォームと比べてみましょう。リフォーム費用の見積もりガイドでは、キッチンのスケルトンリフォームがしばしば€15,000を超えることを示しています。この数字の差こそが、まず見た目だけの模様替えを試すべき理由のすべてです。
ムダな作業を避ける順番
- まず扉。その色がほかのすべてを決めるからです。キッチンの扉の色の選び方で、残す床と天板に合う色に候補を絞りましょう。
- 次に取っ手。塗装を計画している間に一緒に決めます。
- キッチンパネル。合わせるべき扉の色が分かってから。
- 最後に照明。色の決定とは独立していて、電気工事士や自分の都合がつくときにいつでも組み込めます。
実例
3.2 × 3.8 mのI型(ギャレー型)キッチン。古びたオークの扉、1990年代の真鍮の取っ手、そして構造的には問題ないものの見た目が平板な白い無地タイルの壁。
扉は研磨・下塗りをして、下の列を深いセージグリーン、上の列を柔らかな白に塗装。天井が高く感じられる効果もあるツートンです。フロアキャビネットにセージを使うのはファームハウス的な手法で、同じツートンの考え方はネイビーやチャコールにすればよりモダンな印象になります。取っ手はブラッシュド真鍮のバーハンドルに交換し、木の床と喧嘩するマットブラックではなく、あえて暖かい金属のトーンを残しました。既存の白いタイルの壁は、新しい扉の色と合うほどニュートラルなのでそのまま。ただし小さなペニンシュラの上には暖かい真鍮仕上げの新しいペンダントライトを、吊り戸棚の下にはLEDテープを付けました。
合計費用はおよそ€1,100。塗料の乾燥時間を除けば週末1回で完了し、ペンダントライトの配線のための電気工事士以外、業者は一切不要でした。ここで全面リフォームのほうが理にかなうか迷っているなら、どちらかに決める前に、DIYと業者依頼を比較するガイドで直感を確かめておくと役立ちます。
自分のキッチンで試してみる
両側の扉の列が見えるように入口から正面にキッチンを撮影し、HomieでRoom Redesignを実行して、塗料を買う前に新しい扉の色、取っ手、照明をプレビューしましょう。週末を丸ごと使う前に、セージグリーン(あるいは検討中のどんな色でも)が今の床や天板と本当に合うかを素早く確かめられます。